Neo-Porte運営・所属の渋谷ハルは10日の配信で、VTuber最協決定戦におけるバンガロールの扱いについて、主催者として“BANしない”判断を下した理由を説明した。
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15日に開催される「VTuber最協決定戦 SEASON5 Ver. APEX LEGENDS」。この大会で、不具合の発生しているキャラクター「バンガロール」を使用禁止（BAN）としないことをすでに告知している渋谷ハルは、この日、改めてその決定の理由を説明した。
バンガロールで発生している不具合とは、俗に“スモークバグ”と呼ばれるもの。戦術アビリティ「スモークランチャー」を使うと周囲がスモーク（煙）に包まれるのだが、このスモークがあっても機能するはずの索敵（シアのウルトなど）が現在は機能せず、実質的に強化された状態となっている。
渋谷はこの不具合について、「バンガをBANする場合って、コースティックも同じ理由でBANされる」と説明。スモークと同様の不具合がコースティックの使用するガスでも発生しているため、もしBANする場合は2キャラクターともBANになるという事情を語った。
「僕はその2キャラがBANされてる窮屈な大会にできればしたくなくて。そのうえで、キャラBANまでするかどうかに関しての大きな基準の1つとして、“ゲーム性を著しく損なってるかどうか”がやっぱBANの大きな基準だなと思ってて」
ゲーム性を著しく損なっているかどうか。今回の不具合はシアとブラッドハウンドに影響があるが、「ブラハは今回の大会そもそもピック（選択）されない」ため、影響範囲はシアに限定される。さらに、シアに関しても「すこしは見えるような形」であることから、渋谷は「ゲーム性が著しく損なわれてるかっていうと、僕はちょっと…」とBANするほどの影響ではないという見解を示した。
「デジスコ（スコープ）あったら最強じゃんって言ってる人いるんだけど、一応まあ僕なりの話をすると、実はバンガロールって元々デジスコめちゃめちゃ強いんだよね。（中略）本質的な強さってその元々の強さなのであって、バグで増加してる部分、シアウルトで見えにくくなってる部分って、結構限定的なのよ」
不具合によって有利になる状況が、そもそも限られている。そう考えた結果、渋谷は「限定的なシチュエーションのためだけにBANするメリットより、残り全てのシチュエーションにおいて2キャラクターいなくなるデメリットのほうが大きい」と判断し、BANしない結論に達したということだった。
