ホロライブ所属の大空スバルは8日の配信で、「ドラゴンボール」(鳥山明)の知識がほぼゼロに等しいことを露呈し、視聴者たちを騒然とさせた。
ドラゴンボールの話題となったのは、スタジオ収録中のエピソードから。同所属のさくらみこと大神ミオの前でいろいろな物まねに挑戦したが、ミオから「でもスバルは、やっぱ悟空(孫悟空)がいちばん似てるね」と指摘されたという。
「普通に喋っててもちょっと悟空」とまで言われたスバルだが、じつは「誰が悟空かよくわかってない」と告白。「だって悟空に似てる人めっちゃいない?」と理由を述べた。たしかに、悟空には「悟飯」「悟天」というふたりの息子がおり、いずれも悟空と同じ野沢雅子が演じている。ストーリーを詳しく知らなければ混同が生じるのも仕方のないことだろう。
だが、スバルの言葉はそういう意味ではなかった。続けて「黄色い髪の人は悟空なの?」と発言し、「スーパーサイヤ人」という作中のパワーアップ概念を把握しておらず、本当に悟空がどのキャラクターかはっきり理解できていない様子をみせたのだ。
スーパーサイヤ人は、その後の漫画・アニメ作品にさまざまなオマージュを生み続けているほどの偉大な「元ネタ」で、これを知らないということはドラゴンボールを知らないに等しい。
実際スバルは、そこから「ヤムチャは髪がない人でしょ」「ベジータが緑の人でしょ」と畳みかけるように浅すぎる知識を披露。視聴者たちを唖然とさせた。剃髪しているのはクリリンで、緑色の肌をしているのはピッコロ(等、ナメック星人)だ。
国民的作品といわれるドラゴンボールでも、日本国民すべてが主要キャラクターを知っているわけではない。だが、サブカルチャーの渦中にいて、おそらくほぼ全員がドラゴンボールを知っている視聴者たちの前で配信をおこなっている人気ブイチューバーの大空スバルが「ミリしら」(1ミリも知らない=完全なる無知)というのは、なかなかに衝撃的な事実といえるだろう。