にじさんじ壱百満天原サロメ

サロメ嬢、同接バグを逆手に取って“二人きり”の配信 「誰も見てるわけないじゃないですか」

にじさんじ

 にじさんじ所属の壱百満天原サロメは14日、ユーチューブで発生していた同時接続数(同接)の表示不具合を、とっさの機転で配信に活用してみせた。

 この日の23時ごろに発生していた不具合とは、ライブ配信のリアルタイム視聴者数が更新されないというもの。発生前から配信していたチャンネルでは数値が増減しなくなり、発生後に配信を開始したチャンネルでは「1」という誤った数値が表示されていた。

 ツイッターを中心に「同接バグ」として騒がれるなか、24時から配信を予定していたサロメは、その直前に別の配信URLをツイート。予定にない謎の配信へと視聴者たちを誘導した。

 「二人っきりですわね💖」と題されたその配信を開くと、そこにはどこかリラックスしたサロメの姿が。「皆様方~というか……そこの、あなた」と静かに口を開いた彼女は、“配信前の食事”をとりながら、あたかも個人通話のような調子で配信をおこなった。

 同接数「1」を逆手に取った疑似的なマンツーマン配信は、分かっていてもどこか背徳的で、いつもと違った雰囲気に包まれたサロメを楽しめる。突発的に起こった不具合を利用して、すかさずファンサービスしてくれる彼女の心遣いに、視聴者たちも改めて舌を巻いたに違いない。

 なお、配信中のチャットは有効だったため、マンツーマンのはずが大量のコメントが流れる事態に。それでもサロメは、「これ全部あなたのコメントですわよ? いつも指がぐちゃぐちゃになったって言ってくれるじゃないですか」と設定を貫き通して視聴者たちを笑わせていた。

 そして神がかっていたのが、本来の配信時刻の直前に同接バグが解消され、同接数の数値が「1」ではなくなったことだ。「え、人が? まあ!」と驚いたサロメが慌てて配信を終了する流れは、オチとして本当に完璧だったといえるだろう。

 わずか7分の配信で、アイデア力、瞬発力、そして強運を見せつけてくれたサロメ。彼女の人気の理由は、それらすべてをファンサービスに使ってくれるところにあると納得できた一幕だった。