ななしいんく所属の因幡はねるは28日の配信で、初期の子宮体がんの診断を受けたことを報告した。
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この日、「あんまりいいお知らせではない」と前置きして配信を開始した因幡はねる。怖がる視聴者たちを「それでもねるちゃんのファンなのかお前たちは! しゃきっとせい!」と叱咤した彼女は、昼間に告知されたばかりという病院での検査結果を明かした。
「子宮体がん検査というのに、引っかかりました」
子宮体がんとは、子宮内膜から発生するがんのこと。女性ホルモンの乱れが主な原因といわれており、50~60代の罹患率が高いが、近年では若い人にも増え、多くの場合に不正出血がみられるとされている。
生理が重く、1カ月近く終わらないということで年明けから何度も検査を重ねていたはねる。年齢的に人間ドックに子宮体がんの項目がなく、また、子宮がんといえば子宮頸がんのことだと思い込んでいた彼女は、婦人科で聞かれた際にも「子宮がん検診してます」と答えていたため、病名が判明するまでに時間がかかることになったそうだ。
それでも早期発見だったといい、精密検査の結果は「初期がんでグレード1」、術後にしか確定しないステージも「おそらく1」。2カ月後の7月6日に腹腔鏡手術を受けることがスムーズに決まり、1週間ほどの入院で完治し、抗がん剤治療なども「ほぼないだろう」という見立てだった。
「愛犬と同じになる。だから、子宮とか卵巣・卵管、そういったものは全部切除になる。妊娠を望みますかっていわれて、『まったく望みません! もう、バンバン取っちゃってください!』って答えたら、『あ、わ…わかりました』っていわれました」
完治が望める状況とはいえ、すべてを赤裸々に告白することにした理由は、「半端なことをすると、憶測を呼んで『こうかも、こうなのかも』みたいになっちゃうから」。また、きちんと説明することで、「重大な病気だから仕事振れない」という、今後の活動への悪影響を避ける目的もあるという。
「ねるちゃんが言いたいことは、聞いてる女の子、そしてみんなの周りの女の子に言ってほしい。子宮頸がん検診と体がん検診は違うものだということ。で、50代60代じゃなくても子宮体がんになる可能性はあるということ」
終始あっけらかんと気丈に振る舞っていたはねるだったが、視聴者たちに向けたこのメッセージは真剣そのもの。「がん保険の案件、お待ちしております」と笑わせてくれた彼女が、これからも変わらず活動を続けられることを心から願いたい。
ねるちゃんからのおしらせだよ【因幡はねる / ななしいんく】 – YouTube※本配信(11:48~)