ななしいんく所属の因幡はねるは10日の配信で、事務所を去った“盟友”への思いを語った。
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前日9日に、同所属の周防パトラがななしいんくを“卒業”し、個人VTuberとして独立することが発表された。自身の権利を買い取ったうえでの卒業という衝撃的なニュースから一夜明けたこの日、パトラと同時期にデビューした因幡はねるは、視聴者たちに今の心境を明かした。
「エゴサとかをしていると『因幡はねるは大丈夫なんかい』みたいな、いっぱい見かけるわけよ。ねるちゃんも辞めるんじゃないのとか」
自ら「ライバル、そして盟友」と語るように、パトラとはねるの関係は浅くない。そんな二人だからこそ連鎖的な卒業を心配されている状況だが、はねるは「いうてファンの人はそんなに心配してない」と笑い、いつもの明るい口調で説明した。
「結論からいうとねるちゃんは、ななしいんくを…ななしいんくを辞めへんで。とりあえずは今のところ、辞めへんで」
明確に否定しながらも、「今のところ」という注釈つき。ただし、これは何か含みをもたせているというわけではなく、状況が変わることは当然ありうるという彼女なりの誠意ある発言のようだった。
「今後なんかパトラと一緒にすげえ“おまんま”稼げそうなことが起きたりとかしたら、『ごめん! ねるちゃん、パトラに乗っかるわ!』っていくかもしんないけど、今んとこはないですから」
そう言って視聴者たちを安心させたはねるだったが、実のところ、独立が頭をよぎった時期はあったという。パトラの件を知ってから「この1、2カ月くらいずっと考えてはいた」そうで、「どっちにしろパトラとねるちゃんの関係は変わらんかな」と思い、踏みとどまったということだった。
「神域(リーグ)あるからどうちゃらって言う人さ、何かねるちゃんがするたびに『神域があるからこうなんじゃないか』みたいな人いっぱいいるけど。べつに神域、お仕事じゃないですからね。(中略)2週間に1回、数時間やるだけの、配信でやるだけのものに、そんな関係あるわけないでしょ、普通に考えて」
しがらみがあるわけではなく、自らの意思でとどまる選択をしたはねる。ななしいんく内にアイドルグループをつくって自身も参加するという野望を語るなど、“企業勢”としてのこれからの活動に意欲的な姿勢をみせていた。