にじさんじ所属の月ノ美兎は12日、YouTubeのチャンネル登録者数が100万人に到達した。
この日、美兎が19時に配信を開始した時点で、YouTube上の登録者数はすでに「100万人」表示。見守り配信としては多少遅れてしまった形だが、開始後に確認した「1,000,154」の数値を前に、美兎は「100万人の方に登録していただきました。ありがとうございます」と達成を喜んだ。
初配信から実に4年10カ月。にじさんじ黎明期から第一線を走り続けてきた彼女は、VTuberの歴史を身をもって体験してきている。当初はにじさんじライバーへの風当たりが強かったそうで、話題となった彼女が登録者数10万人を突破した頃(2018年3月)にも、「早くみんな飽きないかな」と、一過性のブームとバッシングが速やかに終わることを願っていたという。
同期の樋口楓と共に引退すら検討していたというが、そんな美兎もYouTubeの収益が入ってきたことで「『まあ辞めんでええか』っていう気持ちになりました」と心変わり。「そんなもんですね人間」「やっぱお金って大事だね」と記念配信らしからぬ現実的な発言で視聴者たちを笑わせた。
「照れ隠しで言ってしまいましたが」と、「(お金をくれた)リスナーのみんなのおかげで辞めなかった、ということに言い換えさせてもらっていいですか」と美談化を画策する美兎。だがそんな冗談めいた言いまわしこそが照れ隠しで、彼女がこれまで必死にみんなを楽しませてきたことを、100万人のファンたちは当然分かっているに違いない。