深層組所属の生返るるるは12日の配信で、今月末をもって深層組を“卒業”することを発表した。マネジメント契約は今後も継続し、生返るるる個人としてVTuber活動を継続するという。
この日、るるるは「大切なお知らせ」と題して配信を開始。「デビューぶりぐらいの緊張かもしれない」と語りながら、今後についての説明を読み上げはじめた。
そして、今月末という急すぎる深層組からの卒業が発表されると、驚きの声とともに「やはり」というコメントもいくつかあがっていた。配信タイトルから感じられる不穏さもさることながら、深層組としての企画にあまり参加していないように見受けられる彼女の現状から、ある程度の覚悟をもっていた視聴者もいたのではないだろうか。
だが、次に説明された内容は、そんな暗い空気を吹き飛ばすものだった。なんと彼女は、生返るるるとしての配信チャンネルやSNSを、個人としてもそのまま引き続き使用するというのだ。卒業イコール引退であったり、他の存在としての「転生」だったりするVTuber界において、彼女が「生返るるる」でありつづけるのは紛れもない朗報だろう。
さらに、もう1つ驚きだったのが、深層組運営“セバスチャン”のマネジメント継続だ。「深層組っていうグループではなくなるだけで、セバスの運営下にいることは変わりません」ということなので、視聴者からすれば肩書だけの変化とみて差し支えないのかもしれない。
これまでの感謝を述べたるるるは、卒業を決断するに至った最大の理由を「VTuberらしいVTuberをやっていきたいっていうことにありました」と説明。きわめて抽象的な説明ではあったが、視聴者たちの心には、他の深層姉妹たちがよく実施している超美麗（実写）配信という「VTuberらしくない」活動がよぎったことだろう。
個人活動第1弾の3Dお披露目（12月3日）まで休止に入るというるるるは、「他の姉妹との絡みはこれからもありますよ」と明言してくれた。歌とレトロゲームによりいっそう注力していくという彼女の今後を、これからも温かく見守ってゆきたい。
