深層組・四女のクッコロ・セツは24日の配信で、深層組としてのVTuber活動を引退することを発表した。
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この日、「大切なお知らせ」と題して配信を開始したクッコロ・セツ。「はじめに言いたいことを言うほうが会話が上手って聞いたことがあります、知らんけど」と彼女らしい前置きをすると、「2023年3月31日をもちまして活動を終了します」と残り1週間で卒業・引退となることを明らかにした。
“クッコロ・セツというキャラクター”としての引退理由は、「世界を旅したいから、深層家をでて世界を旅してきまーす、みたいな感じ」。その一方で、セツは「“中の人”的な理由」にも触れ、「単純に言いますと方向性の違いです」と活動方針について運営と意見の相違があったことを説明した。
何か決定的なきっかけがあったのではなく、深層組とセツが「お互いに成長を重ねた結果、こうだなこうだなっていう少しずつのズレがあって、今回の発表に至った」という。今の深層組やメンバーの個性を認めたうえで、その中に自分がいても「一歩引いた場所にいちゃうんじゃないか」という思いがあり、未来を考えて今回の決断をしたということだった。
個性豊かで情緒の激しい深層組において、唯一ともいえる“良心”的存在として愛されてきたセツ。彼女は自分自身を「つまる女だと思いつつも、つまらん女なんじゃないかということに怯えて生きてきた」と正直に打ち明けると、深層組リスナーたちが「セッちゃんも大概だよ」と個性を認めてくれたことに感謝の言葉を述べた。
YouTubeチャンネルは残るものの、動画は順次非公開になるという。“転生”など今後のことについては黙秘を貫いたセツだったが、「一生エンタメがしたいと思ってる」「何かしらでトップをとる」と力強く語るなど、いつかどこかで声が聞けることを期待させてくれる引退発表だった。
