ホロライブ所属の雪花ラミィは13日の配信で、ゲーム中の操作ミスによって驚きの“奇跡”を起こしてみせた。
この日、「ドラクエV」のゲーム実況をしていた雪花ラミィ。ストーリー中盤のボス「ジャミ」との戦いに挑んだ彼女は、なぜか相手に「1ダメージ」しか与えられないという信じられないほどの苦戦を強いられることになった。
じつはこの戦闘には仕掛けがあり、ジャミは見えない“バリア”で守られている。このバリアを剥がすことが攻略の手順となっているため、この時点ではダメージが入らないのが当然なのだ。
初見のラミィはもちろん攻略法を知らない。まともにダメージを与えられないことに困惑しながらも、「回復で精いっぱいなんですけど」と必死に守りを固めて回復呪文を使い続けていた。
「あっ、間違えた!」
回復呪文「ベホマ」を選択しようとして、勢いあまってその下の「メガザル」を選んでしまうラミィ。“自己犠牲呪文”メガザルの効果が発動し、主人公「らみぃ」が「HP0」となり、まだ健在だった仲間たちを無駄に完全回復させてしまった。
苦戦中の致命的な操作ミス…と思いきや、次の瞬間、ジャミの台詞が表示されてイベントが進行。ボスの身体を覆っていたバリアは剥がされ、さらに倒れていた「らみぃ」が完全回復のうえで復活した。
「いいんですか?」
事情をうまく飲み込めないラミィは戸惑いをみせていたが、ダメージが入るようになったジャミを積極的に攻撃し、その後あっさりと撃破することに成功した。
ここで気になるのがバリアを剥がすための手順だろう。条件は「11ターン経過」もしくは「主人公の体力が半分以下」というもので、絶望的な苦戦を続けていると自動的に満たされる条件となっている。今回ラミィは、メガザルを使ったことで主人公が自らの体力を「半分以下」とし、強制的に条件を満たすことができたというわけだ。
イベント発生によって主人公が復活するため、メガザルのデメリットは打ち消される。効率的なジャミ攻略において、この戦法はまさに最適解だ。たんなる操作ミスで苦境を打開するという、ラミィの天然っぷりと運のよさが凝縮された一戦だったといえるだろう。