にじさんじ郡道美玲

郡道先生、「四槓子」耐久をわずか11分で終了

にじさんじ

 にじさんじ所属の郡道美玲は19日、“幻の役満”とされる「四槓子」を成立させる耐久配信をおこない、わずか11分台でこれを達成した。

 この日、美玲は「雀魂 -じゃんたま-」(Yostar)を使用した耐久配信を実施。耐久内容は、麻雀で幻ともいわれるほど出現率の低い役満、「四槓子(スーカンツ)」を成立させるというものだった。

 同じ牌を4つ揃えたものを「槓子(カンツ)」といい、これを4つ作ることで「四槓子」となる。「出現率0.000234%」とされているこの役を、美玲は「見てみたい」と今回の配信を企画。あらゆる手段を活用するため確率どおりの純粋な成立ではないが、かなりの長期間かかることを覚悟して臨んでいた。

 活用する手段とは、「雀魂」内で開催されている期間限定ルール「占星の戦」と、視聴者たちの協力だ。このルールでは引く牌を「3枚から選べる」ため、ある程度は手牌を調整することができる。また、配信を見ながら参加してもらうことで、美玲の望むとおりの行動をとらせることが可能となる。

 こう聞くと簡単そうだが、四槓子はそれでも成立させることが難しい幻の役。実際、美玲も「心が折れるまで」日々配信をおこない、期間限定ルールが終わる来月7日までに達成できれば「勝ち」としていた。

 配牌が悪ければ仕切り直しというルールで始まった対局は、最初の2局をすぐに解散。3局目は参加した視聴者が離脱操作を誤ったことで、ペナルティの5分間をそのまま対局することに。視聴者コメント内でも長丁場の雰囲気を呈しはじめていたが、これを終えた次の4局目で奇跡が起こった。

 まず最初の手牌に「一萬(イーワン)」が3枚あったため対局を続行。美玲が「二索(リャンソウ)」を3枚揃えたところで視聴者に捨て牌させ、これをカンして1つ目の槓子とした。同じく「三萬(サンワン)」をカンして2つ目の槓子。「三索(サンソウ)」はポンの後に自ら4枚目を引いてカンをおこない、これで3つの槓子ができた。

 「一萬をください」と願う美玲の前に、なんとすかさず「一萬」が出現。「嘘でしょ?」と笑いながらこれをカンすると、選択肢にキープしていた「六筒(ローピン)」でアガり、これによって見事に四槓子が成立することとなった。

 わずか4局、11分。まともに狙った最初の対局で成功させてしまった美玲は大笑い。ほとんど企画倒れともいえる強運に、「お疲れさまでした」と言い残して風のように配信を閉じてしまった。

 サポートありの“奇跡”の価値はいかほどか分からないが、望んだ牌が次々に出現する様子は見ていて爽快なので、ぜひとも本配信を視聴してみてほしい。