にじさんじ所属のギルザレンⅢ世は5日、同所属の文野環のYouTubeチャンネルで、狂気のような「文野環クイズ」に果敢に挑戦する姿をみせた。
この日、環への理解度を調査するクイズ配信「文野環クイズ! 目指せ全問正解!」に、ギルザレンは回答者として登場。「絡みづらいから年1でしか文野クンのオファー受けないんだ」と冒頭から愚痴が止まらないながらも、無軌道な環の進行にどうにか調子を合わせていた。
クイズは「(環の)食べられないもの」などの設問で、4択に並ぶのは「へその穴に落ちたポイフル」といった突拍子もない選択肢ばかり。さらに途中からは、選択肢の一部を「えなこ」に書き換える謎ルールまで追加され、ギルザレンだけでなく、アンケート機能で参加するチャット欄も巻き込んでクイズは混迷を極めていった。
途中、自分のチャンネルで配信しないギルザレンを環が延々と“イジり”つづけたり、環の進行に被せてギルザレンがしゃべりつづけたりしたことで互いにうんざりした様子をみせる場面もあったが、そこは付き合いの長い同期の二人。まるで「トムとジェリー」のような不思議な相性のよさを発揮し、視聴者たちを大いに楽しませながら最終問題までこぎ着けた。
最終問題が終わると、すかさず配信のまとめに入るギルザレン。「5時ぐらいに『今日、ギルるん暇?』って(連絡が)きたけど、ヴァンパイア暇じゃなかったよ本来」などと裏話を披露し、90分にもわたった貴重な同期コラボをきれいに終わらせようと試みた。
だが、環にはそんな定番の流れは通用しない。帰ろうとしているギルザレンをよそに、「じゃあいくよ~、10問目!」と予定にないクイズ問題を新たにタイピングし始める姿は、まさに自由気ままな“にじさんじの野良猫”だったといえるだろう。
一方のギルザレンは、嗚咽とともに「帰らせてくれ~、ヴァンパイアもう限界だ。もう文野クンのこと知りたくないよ」と漏らすと、本当にそのまま配信から退出してしまった。「30年後にみんな会おうね」と言い残したヴァンパイアはきっとまた(他人のチャンネルには)すぐに現れてくれるに違いないが、天敵・文野環との再会が1年後になるのか30年後になるのか、それは誰にも分からない。